retrograde

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2011年8月4日木曜日

ちゃんとしたドラムの話。

いやいや、冗談すんまそ。KHです。今回はちゃんとドラムの話をします。


この前はドラムには欠かせないスティックをご紹介させていただきました。次に重要なのは足のスティックになるペダルです。画像の右側がバスドラ用のペダル、左側がハイハットのペダルです。バスドラペダルは10年以上愛用しているので大分すり減ってて汚くてすみません。なんとか勘弁してください(笑)

今回ご紹介するのはTAMA製のIRON COBRA Flexi glideというハイエンドモデルです。IRON COBRAに限らず他メーカーからも腐るくらい出していますが今はTAMA製での説明にさせていただきます。

バスドラペダルの種類としては、一番主流の遠心カム方式、今はあまり見ないダイレクトプル方式、てこの原理で動く機械式と3つに分かれます。最初は遠心カム方式のペダルをお勧めします。何故かというと一番使い易いのです。その遠心カム方式の中でも、ローリンググライド(何の癖もないポピュラーな物、短縮名R)パワーグライド(ヒットする瞬間だけ速くなり、自分の踏んでいる以上のパワーが出る物、短縮名P)ストラップグライド(ヒットする瞬間まで踏んでるか分からなく、ヒットする時だけやけにパワーが出る物、短縮名F)と分かれます。画像はFです。Fはかなりの癖があり初心者の方は難しいです。実際楽器屋さんで踏んでみれば分かると思いますが、軽過ぎて力加減がぶっ飛んでます。TAMA以外でもストラップ方式は出していますが同じようなアクションをします。他の物はチェーンドライブで若干の抵抗があり使い易いと思います。そちらをお勧めします。

全てのバスドラペダルはビーター(ペダルに付いてるスティック代わりの物)、スプリング(元の位置にビーターを戻す為の物)、フットプレート(足で踏む斜めになってる板)、アンダープレート(ペダル自体の土台)、クランプ(バスドラに固定する物)からなっています。
IRON COBRAの下のグレードでも大体は遠心カムを採用しています。ただ、違うところはシングルチェーンドライブです。(IRON COBRAはダブルチェーン&可動部全て無段階調整可能)シングルチェーンのデメリットは変な負担が掛かった時にスプロケットの歯飛びを起こします。例えば右足のみで4連譜とかダブルキックの多様など。ですが普通に使うには問題はありません。フットワークが豊富になってきたらシングルチェーンは卒業しましょう。

そして選び方なんですが、かなり安いグレードになるとアンダープレートが省略されており細い金属のみになってます。そちらの方はやめましょう。何故かというと、キック力というのはかなり大きい力です。アンダープレートが付いてるものは裏側にゴッツイラバーの滑り止めが付いてます。ですが安物には小さいのがチョンと付いてるだけです。そうするとバスドラスパー(バスドラの足)にとんでもない力がかかりシェルを割ってしまう危険があります。なるべくペダルのラバーとスパーで負担を分散させましょう。

ハイハットスタンドはお好みの物を選びましょう。ハイハットのオープンクローズを多用するのであればペダルワークが軽いてこの原理で動くレバーグライド、特に気にしないのであればダイレクトプルのもの。(画像はダイレクトプル方式)ハイハットスタンドはアンダープレートは存在しません。付いてるほうがおかしいです(笑)気にしないで大丈夫です。


かなり長くなりましたがもっと奥が深いです。今回はIRON COBRAでしたが好きなペダルを買って色々といじくってみて下さい。色んな発見やさらに使い易くなったりします。


長文、失礼しました。参考になれば幸いです。
KHでした。

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