ん?ドラマーは変態か?もちろん、性癖から体の作りまで変態です。じゃないとスネア部には入部出来ません。
さてさて、皆様は俺の事をメタルドラマーと思ってらっしゃる方が多いかと思われます。
2バス4タム2フロアでシンバルがいっぱい=メタルっていう固定観念でしょうね。これは見た目だけの話です。
俺は意外な努力をしています。曲に対して綺麗なゴースト音、ダブルキックの一発目を強く、または弱くするかなど曲の最中に変えたりしてベストを探してます。もっと細かく言えばハイハットのつぶダチ音まで気にしてチップか腹かスティックの角度まで考えてます。じゃなきゃドラムとしての表現力が皆無になってしまいます。俺のドラムセットの打面を見てもらえれば一番分かりやすいのですが、基本的に使っているのは基本セットのところがメインです。
メタルであれば、モーラーのギリギリのパワーでバス、スネア、ハイハットが均等に鳴って無駄にハイポジからのフィルで目立てばいいだけです。それだけの能力ではメタル以外出来ないクソドラマーとなってしまいます。
じゃー、なんであんなセットなんだ?って疑問が出ます。ツインペダルで2タム1フロアでいいと思われるかもしれません。…実は正解なんですよ。でもあのセット…。分かりませんよね。
答えは曲の途中に展開で使われるフィル。サビでパワー方向に持っていくならロー側のタムを使い重くさせての展開を試みます。ですが、サビでボーカルがハイポジに動くのであれはハイタムを使いドラム自体もそれに協力するわけです。2バスの意味はツインペダルでは出せない素早い音がはっきり出せるからです。FORCEキックですね。
今はフォーリンのアレンジをやっているわけですが、この前ひとぽんに『暇そうだね〜』と言われました。遊びでメタルをジャカジャカ鳴らしますが、素早い動きを見てたらそう思うかも知れませんね(笑)
でも、実際は全くそんな事はないんです!電子音にはかなわないけど、人間味を捨てた同じリズムキープや、シンバルの鳴りを気にしながら探り探りやってるんですよ!決してのんびりただ叩いてるだけじゃないんですよ!
メタル以外にどんな曲でも聞きます。クラシック〜ポップ〜ジャズ〜ダンス……。
まずは曲全体を何にも捉われず『この曲は演奏面だけで何を表現したいのか?』を聞き入り、そのあと、クラシックでも、俺だったらこんなドラムを入れて表現力の強いクラシックにどう対処できるドラムを…とかを考えます。そこまでしなきゃ、オールジャンルをモットーにしているこのバンドではどこかでつっかえてしまうオチです。そのつっかえを俺で作るのは申し訳ないので必死に付いていってます。
日頃の練習はただの8ビート。それをいかに硬く太い音のTAMAドラムで表現出来るか模索の日々です。
なるべくメンバーの足を引っ張らないように表現の勉強しています。
いつも壁が目の前にあるのですが、毎回乗り越えるのに必死です。でも、乗り越えると一歩進むんですよね♪
これからも頑張って行きたいと思うKHでした♪
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